おしらせ

徒歩鵜漁

令和5年8月6日 十王まつりが4年ぶりに開催となり、その催しの中で徒歩鵜(かちう)漁の再現が行われました。この度、ご縁を頂き鵜匠として参加させて頂きましたので、日立市十王町と鵜との関係についてご紹介させて頂きます。

日本では、古くより鵜を使った漁が行われて参りました。その中でも有名なものとして長良川の鵜飼があげられます。その他にも全国数カ所で鵜飼の漁が行われていますが、その際に使用されるウミウの捕獲地として、全国で唯一の場所が日立市十王町の伊師浜の岩壁となっております。国民宿舎「鵜の岬」のすぐそばにはウミウの捕獲場があり、捕獲が行われていない時期には見学可能となっています。

ウミウの捕獲場見学について(日立市観光物産協会)

今回、鵜匠をはじめて経験しましたが、ウミウという鳥は非常に賢い鳥なのだと感じました。短時間の間に魚を無傷のまま捕まえる事ができるので、昔の人々が漁に使ったという事もすごくよくわかりました。今後も十王町では徒歩鵜漁の再現などの催しがあると思いますので、是非間近でご覧頂きたいと思います。