寒中禊

令和7年 寒中禊を行いました

令和7年2月13日 恒例の寒中禊が多賀神道青年会の主催により日立市の河原子海水浴場で開催されました。青年神職を含め総勢19名での開催となりました。一般の方に目を移しますと、今回は女性の方の参加も3名あり、初めて禊に参加したという方も数名おられました。強風により常磐線が運休になってしまうなど、無事に終えることが出来るか不安な部分もありましたが、終わってみれば快晴の中、気持ちのよい禊が出来たと思います。

男性は白いふんどしに白鉢巻、女性は白衣に白鉢巻といういでたち。はじめに海に向かって拝礼を行います。

強風の中、輪になって整列後、鳥船と呼ばれる船を漕ぐ所作を行い、道彦と呼ばれる先導に従い、禊の和歌を大声で叫びます。これは水に浸かる前の準備運動ともなります。

各々気合を入れ、海に入ります。風は強かったですが、湾内は波がほとんど立たず穏やかに水に浸かる事が出来ました。水に浸かり「大祓詞」という長いお祓いの祝詞を皆で読み上げます。

海から上がり、もう一度鳥船行事を行い、最後に海に向かい拝礼を致します。

神道では穢れ(けがれ)というものを嫌います。けがれとは気枯れとも言われ、活力が失われている状態を禊により、元の活力みなぎる状態にもどすという意味もあるそうです。(神様の力をお借りして水により、心身を清めるという意味もあります)これで、今年も無病息災で過ごせそうです。

終了後に集合場所の鈴木屋旅館さんまで移動して、お風呂に入り温まりました。